AMD製APU搭載PCでの動画編集について(その一)
2015年01月12日
いっけんや at 05:01
偶に、ビデオカメラ等で記録した映像ファイルをDVDビデオにする仕事の依頼を請け負う事もあるのですが、それらの作業を行う場合、Windows 7やWindows VistaやWindows XPを搭載したPC達で作業分担させながら行っています。
使用しているソフトウェアの買い替えも儘ならないという理由もありますが、現在使用しているソフトウェアでも、この作業はPC(A)、次の作業はPC(B)、最後の作業はPC(C)・・・という感じで作業毎に分散させて行う事で作業ができるから・・・という理由のほうが大きいです。(^^ゞ
しかし、さすがに、デジタルビデオカメラで記録された数十分ほどの映像ファイル(AVCHD規格)を扱うには、時間が掛って仕方がないという実情がありました。
この為、一昨年作成し、顧客先への貸出も終わって少し寝かせていたAMD製APU「A10-5800K」を搭載したPCに、映像編集専用PCとして運用可能かどうかを試してみました。
仕様としては、以前と比較して、データ用ハードディスクの追加とメモリを増設しただけですが、以下の通りです。
- CPU:A10-5800K(動作周波数:3.8GHz~4.2GHz、TDP:100W)※開発コードネームは「Trinity」
- マザーボード:AMD A75チップセット搭載品
- OS:Windows 7 Professional(64bit) SP1
- メモリ:8GB(PC3-12800、Dual Channnel)
- ハードディスク:500GB(3.5インチ、SATA 6Gbps)※システム用
- ハードディスク:2TB(3.5インチ、SATA 6Gbps)※データ用
- ビデオ機能:CPU内蔵(Radeon HD 7660D)
- 電源:500W(80PLUS BRONZE取得品)
勿論、映像編集は、AMD製APU搭載PCには“不適切”と一般的に言われる事が多いのですが、“CPUの動作周波数とCPUのコア数”で言うと、私が所有するPCの中で最も高いものですし・・・。^^;
つまり、“CPUの動作周波数とCPUのコア数”の高さだけで、映像編集作業時を頑張ってもらおうと考えた訳です。
使用したソフトウェアは、エンコードソフトウェアで
- ペガシス製 TMPGEnc Video Mastering Works 5(体験版)
- サイバーリンク製 PowerDirector 13(体験版)
使用した動画ファイルは、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式ファイル5本(合計約19分)です。
また、作業としては、それらのMTS形式ファイル5本をつなぎ合わせる形で1本にまとめ、DVDビデオの元となるMPEG-2形式ファイル(最高画質)に設定し出力するという内容です。
その結果としては、ある程度は予想していましたが、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」ではMPEG-2形式ファイルへの出力時間が“2時間以上”となり、全く使い物になりませんでした。(T^T)
※試しに、「Core i3 3220」を搭載したPCで全く同じ条件で行ってみたところ、12分程度で終了・・・。( ̄□ ̄;)!!
更に、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」では、MPEG-2形式ファイルへの出力する前にプレビューしてみましたが、“CPU使用率が90%前後まで上昇”し、動画がカクカクと表示される始末・・・。(T^T)
しかしながら、「PowerDirector 13」でのMPEG-2形式ファイルへの出力時間は15分程度で終了し、こちらは満足できる感じでした。
勿論、シーンのカット作業やPEG-2形式ファイルへの出力する前のプレビュー再生も、ほんの少し遅い感じはありましたが、それほど気になりませんでした。
以上の事により、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式の動画ファイルを編集する場合、使用するソフトウェアによって、“使える”もしくは“使えない”・・・となるという結果となりました。
因みに、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」上で、TS形式ファイルやMPEG-2形式ファイル等を編集し、MPEG-2形式ファイルに出力する作業においては、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式ファイルを扱う時の様な、遅さはほとんどありません。
確かに、「Quick Sync Video」が搭載されているINTEL製CPUと比較するとかなり遅いとは思いますが、我慢できないほどではないものと私自身は考えています。
まぁ、新規にPCを製作すれば、もっと作業効率も上がるものと思いますが、今年度の設備投資の費用は、もうほとんどありませんから・・・。( ̄□ ̄;)!!
使用しているソフトウェアの買い替えも儘ならないという理由もありますが、現在使用しているソフトウェアでも、この作業はPC(A)、次の作業はPC(B)、最後の作業はPC(C)・・・という感じで作業毎に分散させて行う事で作業ができるから・・・という理由のほうが大きいです。(^^ゞ
しかし、さすがに、デジタルビデオカメラで記録された数十分ほどの映像ファイル(AVCHD規格)を扱うには、時間が掛って仕方がないという実情がありました。
この為、一昨年作成し、顧客先への貸出も終わって少し寝かせていたAMD製APU「A10-5800K」を搭載したPCに、映像編集専用PCとして運用可能かどうかを試してみました。
仕様としては、以前と比較して、データ用ハードディスクの追加とメモリを増設しただけですが、以下の通りです。
- CPU:A10-5800K(動作周波数:3.8GHz~4.2GHz、TDP:100W)※開発コードネームは「Trinity」
- マザーボード:AMD A75チップセット搭載品
- OS:Windows 7 Professional(64bit) SP1
- メモリ:8GB(PC3-12800、Dual Channnel)
- ハードディスク:500GB(3.5インチ、SATA 6Gbps)※システム用
- ハードディスク:2TB(3.5インチ、SATA 6Gbps)※データ用
- ビデオ機能:CPU内蔵(Radeon HD 7660D)
- 電源:500W(80PLUS BRONZE取得品)
勿論、映像編集は、AMD製APU搭載PCには“不適切”と一般的に言われる事が多いのですが、“CPUの動作周波数とCPUのコア数”で言うと、私が所有するPCの中で最も高いものですし・・・。^^;
つまり、“CPUの動作周波数とCPUのコア数”の高さだけで、映像編集作業時を頑張ってもらおうと考えた訳です。
使用したソフトウェアは、エンコードソフトウェアで
- ペガシス製 TMPGEnc Video Mastering Works 5(体験版)
- サイバーリンク製 PowerDirector 13(体験版)
使用した動画ファイルは、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式ファイル5本(合計約19分)です。
また、作業としては、それらのMTS形式ファイル5本をつなぎ合わせる形で1本にまとめ、DVDビデオの元となるMPEG-2形式ファイル(最高画質)に設定し出力するという内容です。
その結果としては、ある程度は予想していましたが、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」ではMPEG-2形式ファイルへの出力時間が“2時間以上”となり、全く使い物になりませんでした。(T^T)
※試しに、「Core i3 3220」を搭載したPCで全く同じ条件で行ってみたところ、12分程度で終了・・・。( ̄□ ̄;)!!
更に、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」では、MPEG-2形式ファイルへの出力する前にプレビューしてみましたが、“CPU使用率が90%前後まで上昇”し、動画がカクカクと表示される始末・・・。(T^T)
しかしながら、「PowerDirector 13」でのMPEG-2形式ファイルへの出力時間は15分程度で終了し、こちらは満足できる感じでした。
勿論、シーンのカット作業やPEG-2形式ファイルへの出力する前のプレビュー再生も、ほんの少し遅い感じはありましたが、それほど気になりませんでした。
以上の事により、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式の動画ファイルを編集する場合、使用するソフトウェアによって、“使える”もしくは“使えない”・・・となるという結果となりました。
因みに、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」上で、TS形式ファイルやMPEG-2形式ファイル等を編集し、MPEG-2形式ファイルに出力する作業においては、AVCHD方式のデジタルビデオカメラで撮影されたMTS形式ファイルを扱う時の様な、遅さはほとんどありません。
確かに、「Quick Sync Video」が搭載されているINTEL製CPUと比較するとかなり遅いとは思いますが、我慢できないほどではないものと私自身は考えています。
まぁ、新規にPCを製作すれば、もっと作業効率も上がるものと思いますが、今年度の設備投資の費用は、もうほとんどありませんから・・・。( ̄□ ̄;)!!